代理権授与の表示による表見代理

令和7年度 賃貸不動産経営管理士
のぶさん
(No.1)
平成18年問2肢1について

 問題文の①「BがCに対し、Aは甲土地の売却に関する代理人であると表示した」と②「Aに甲土地を売り渡す具体的な代理権はないことをCが過失によって知らなかったとき」
の文のつながりがいまいちわかりません。
 BはAに代理権を与えてないのに、なぜ①のように、代理人であると表示するんでしょうか?結局Bはどうしたいのでしょう?
 また、②についてですが、①の文章から、Cに対し代理権があると表示したのに、②の文章から「代理権がないことをCが過失によって知らない」の意味もわかりません。え?代理人だって表示したのになんで知らないの?となるのですが…。

 レベルの低い質問かもしれませんが、教えていただけないでしょうか…?
2025.08.07 18:46
クロアリさん
(No.2)
前提として、ここはあまり深追いしない方がいい気がします。一番大事なのは要件であり、それさえ理解していれば解ける問題です。

質問1
これは色々理由があるのではないかな?この人が代理人ですって嘘ついたら取引をスムーズに進められるって思ったとか、責任を逃れたいとか、「え?!代理権与えてなかったっけ?!」みたいなうっかりミスとか…
過去問解いたり条文読んだりすると「何がしたいんやこいつは」と思うことがよくありますが、まあそういう人がたくさんいたからこそ法に定められたんでしょうね…

質問2
「代理権があると表明した」ことと「代理権があることを知らなかった」は別問題です。
A「俺代理人なんですよ〜(※本当は代理権を持ってない)」
C「そうなのかー」
ってだけの話です。過失により知らなかったということは、ちょっと調べたり考えたりすれば代理権が存在しないことは分かるような状況だったけど、深く考えず「あ、代理人なんだー」と信じてしまった、みたいな感じだと思います。
2025.08.07 19:38
yuebingさん
(No.3)
「代理人であると表示すること」と、「甲土地を売り渡す具体的な代理権があること」は、イコールではないと思います。
たとえば、Bの与えたものが「甲土地の賃貸借契約を締結する代理権」だった場合、「代理人であると表示すること」は可能ですが、「甲土地を売り渡す代理権」は有していなかったことになります。

問題文のほうも同様で、AがBから「甲土地の賃貸借契約を締結する代理権」を与えられた代理人であった場合、代理人ではありますが、「甲土地を売り渡す代理権」は有していなかったことになります。
2025.08.07 19:44
のぶさん
(No.4)
 クロアリさん
 具体例に説明いただき、ありがとうございます。
 代理人だと表示したとしても、代理権があるかどうかは別問題ということですね。
 代理人だと表示しても、実際は代理の契約するの忘れてた、とかそういう場面もあるかもしれないですね。
 条件をしっかり覚えます。
 yuebingさん
 この問題は「甲土地の売却に関する代理人であると表示…」と「甲土地を売り渡す具体的な代理権はないことを…」と代理の内容は一致しているけれど、実際の代理の内容と表示することはイコールではないということですね。

 回答すぐにいただき助かりました。ありがとうございました。
2025.08.07 21:46
ヤスさん
(No.5)
例えばこんな場面を考えて見たらどうですか?

A:私はBから土地売却について依頼を受けている代理人のAと言う者です。さっそくですが、Bが所有している甲土地を売りたがっておりまして、是非ともCさんに買っていただきたいんです
C:そうですか。それはこちらとしても前向きに検討させていただきたいです
A:いや、Bとしては早くに売却したいと考えてまして、とりあえず手付として〇〇万円払ってもらえませんか?
C:そうなんですね。わかりました。とりあえず形だけでも契約を交わして、手付として〇〇万円払います。
A:ありがとうございます。では本日手付として〇〇万円を預からせていただき、Bに報告させていただきます。

手付〇〇万円を持って、Aはトンズラしました。

後日、CがBに問い合わせ。Aに代理権なんか与えていないよと言われました。
CはAがBの代理人であると言う言葉を信じた正直者ですが、例えば委任状を確認するとか、Aが本当に甲土地売却のBの代理人かどうか裏をとっていませんよね(過失あり)

ちょっと極端な例で現実的ではないかもしれませんが、スレ主さんの質問に対してわかりやすい例を出してみました。
2025.08.07 21:48
のぶさん
(No.6)
 ヤスさん、わかりやすい例を出してもらい、ありがとうございます。
 この例は問題文の後半部分だけの例でしょうか…?
 問題文に、「BがCに対し、Aは甲土地の売却に関する代理人であると表示していた場合」とあるので、自分が作った例え話は、例えばBはCさんに恨みがあって、嫌がらせをしたかった、あらかじめBはCに対して「今度僕の代理人のAさんが僕の土地を売るために君(Cさんのこと)の自宅に来るよ。」と表示していた、
 という話をヤスさんの話に付け加えたら、問題文の例え話になるかなと思いました。通謀虚偽表示や詐欺みたいになってしまいますかね…。
 でも、だいたいのイメージついたので助かりました。ありがとうございました。
2025.08.08 06:15

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