過去問(令和2年12月)問6について

ゆきさん
(No.1)
過去問(令和2年12月)問6の選択肢4についてのご質問です。

問6
4.BがAに約定の賃料を支払わない場合、Cは、Bの債務の範囲を限度として、Aに対して転貸借に基づく債務を直接履行する義務を負い、Bに賃料を前払いしたことをもってAに対抗することはできない。

上記の文章で、「Bの債務の範囲を限度として」という部分に引っかかっています。

転借人Cは、転貸人Bだけでなく、賃貸人Aに対しても直接「賃借料または転借料の低い方」を支払う義務を負っているということ、前払いしたことをもってAに対抗することはできないということは理解していますが、なぜ上記の文章で正解になるのでしょうか?
2024.10.15 10:41
ぱんださん
(No.2)
「Bの債務の範囲」とは「Aに支払わなければならない賃料」のMAX金額ことを指しているのではないでしょうか。

例えば、
A=>B(10万円で賃借)、B=>C(15万円で賃借)でBが債務不履行
A「Cさん10万円払ってくれや」
この場合、Bの債務の範囲を限度にしていますよね。

もし、B=>C(5万円で賃借)だったら、低いほうなので5万円を請求できるということかなと思いました。分かりづらかったらすみません。
2024.10.15 10:54
ドキッさん
(No.3)
惜しいですね!
その転貸の責任の範囲の条文の真下に
前払いをもって賃貸人に対抗することはできないってなってますよ^_^
民法613条一頁
この場合って書いてるから、抵当権とか債権関係
になったら対抗できる
と、思います。(この辺は根拠無しすみません。
2024.10.15 10:55
さくさん
(No.4)
仮に、B→Aへの賃料支払債務が15万で、C→Bへの賃料支払債務が10万だとします。

この場合、「Bの債務の範囲を限度として」
というのは「Aへの15万円の賃料支払債務を限度として」と言い換えられるかと思います。

一方で、問題文の「転貸借に基づく債務」
というのは「CからBへの10万円の賃料支払債務」にあたります。

これらを問題文に置き換えて簡略化してみると
15万円を限度として10万円を支払う
つまり支払うのは10万円でOK、ということになるかと思います。

仮に、15万円の部分が5万円になったとしても
5万円を限度して10万円を支払う
つまり支払うのは5万円でOK、ということですから、ここにも矛盾は生じないかと思います。

これはもはや日本語の問題かというぐらいの分かりづらい表現ですが
自分の中では勝手にそう解釈してます。
参考になれば幸いです。
2024.10.15 11:06
ゆきさん
(No.5)
ぱんださん
ご丁寧に解説いただきありがとうございます!

もし、B=>C(5万円で賃借)だった場合、
「Bの債務を限度として」という表現だと10万が限度ということになり、
不正解になるのではと考えたのですが、「限度」という言葉に対しての解釈違いですかね、、


ドキッさん
そうですよね、ありがとうございます!
2024.10.15 11:18
ゆきさん
(No.6)
さくさん
ありがとうございます!

「もはや日本語の問題、、」とてもわかります!
どのように解釈すればいいのか迷っていたので助かりました、、。

このような問題で失点を防ぐような対策などありますでしょうか?
2024.10.15 11:38
さくさん
(No.7)
ゆきさんへ

事前にできる対策としましては、問題文の表現に慣れるっていうのがあると思います。
過去問をやってよく分からない表現が出てきたら
その都度、頭の中できちんと整合性をとって知識としてインプットしていきます。
そうすれば、少なくとも同じ表現に関しては
本番でも十分対応できるんじゃないかなと思います。

ただ、初見の問題でよくわからない表現が出てきたら
これはもう一旦保留にして、他の選択肢を見てしまっていいんじゃないかなと思います。
時間制限も厳しいですから、先へ先へ進めて
余ったら後で少し見直すぐらいで十分かなと思います。

僕もそこら辺の部分は探り探りやってますが、少しでも参考になれば幸いです。
2024.10.15 17:46

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