模試問題での手付金に関する問題

トトロさん
(No.1)
ある模試問題で以下の問題があったのですが、解説に納得がいかず、どなたか確認していただけると嬉しいです。※問題の内容は抜粋してます。

問題文)自ら売主の宅建業者Aと宅建業者でない買主Bが5000万円のマンション(完成)の売買契約(手付金500万円、中間金1000万円)を締結した。

肢)マンションの引渡し及び所有権の移転登記を中間金の支払いと同時に行うときは、Aは保全措置を講ずることなく、Bから手付金及び中間金を受領することができる。

解説だと上記の肢は「正」とあり、理由として手付金が10%以下だからという事でした。
自分はこの保全措置については手付金等、つまり手付金と中間金の合計額が10%以下でなくてはならいのではと認識しております。なのでこの問題は「誤」ではないかと思うのですが、論点が違うのでしょうか。

よろしくお願いいたします。
2024.10.12 16:56
みーさん
(No.2)
所有権の移転がされるので、ここではもう保全措置をする必要がないからですね。
2024.10.12 17:00
★☆さん
(No.3)
まず、完成物件ですので、手付金等が10%以下かつ1,000以下なら保全措置不要です。
本肢は、物件5,000万円に対して500万円ですので、手付金受領時には保全措置不要となります。

次に、中間金1,000万円受領時には、手付金と合わせて1,500万円、即ち30%となるので、通常であれば保全措置が必要になります。

しかし、引き渡し以降に生じる金銭のやり取りは保全措置の対象外となります。
本肢の様に、「引渡し及び所有権の移転登記を中間金の支払いと同時に行う」のであれば、保全措置は不要です。

保全措置は、買主保護のために行うものです。
既に物件が引き渡されている買主を保護する必要はありませんので、引き渡し後に保全措置を講ずる必要は無いという趣旨です。
2024.10.12 17:05
トトロさん
(No.4)
分かりやすいご回答ありがとうございます。
教科書の解説が不十分で納得いかなかったのですが、もやもやが晴れました!
ありがとうございます!
2024.10.12 17:09

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