過去の合格者・現役宅建士の方に教えていただきたいです

こよみさん
(No.1)
実務にあたり、宅建以外に取得しておくべき または 取得していたことで役立った資格はありますか?
当方、現状は契約社員として働いており、来年の1月が契約満期で放り出される予定です。
そのため転職の武器になるものが欲しくてこの度の宅建試験を受験し、自己採点では(おそらくは)合格ラインに達しているのですが、不動産系はこれまで全く経験がありません。
幸いにも、しっかり勉強が必要ならば向こう1年程度は時間を確保できそうな環境におります。
宅建の資格を活かせる、勉強期間1年ほどの資格があれば、教えていただけると嬉しいです。
2024.11.09 20:45
abepekin2@さん
(No.2)
私は、昨年の宅地建物取引士試験に合格した者になります。
私自身は、宅建士以外には、行政書士やFP2級、旅行管理者等の資格を持っていますが、
正直実務では行政書士の資格が一番役に立ってはいます。
というのも、私は行政書士の中でも外国人の入国ビザの申請取次人として勤務しており、
宅建の資格は、入国した外国人の物件探しを一緒に手伝うときに役立つかなぐらいのレベルで、
あくまでサポートとして不動産の知識があるぐらいの程度でしか宅建の資格は役立っていないのが現状です。
外国人の不動産探しのアドバイスを言うぐらいなので、勿論お金は頂いていないですし、
別に宅建の資格がなくてもできることなので、実務性はゼロに等しいです。
ただ、外国人の方々から「ありがとう」と言われることも多いので、宅建の資格を持っていてよかったと思うこともあります。
私がこよみさんにお伝えできることは、実務は資格があるかないかで決まるものではないということです。
資格を持っていることに越したことはありませんが、なくてもできる実務はどの業界もたくさんありますし、それは不動産業界に限ったことではありません。
宅建の勉強をされたのであれば、お分かりかと思いますが、他の従業員でも契約書の作成、交付は可能ですし、資格のない人が自分で購入した物件を他人に貸してその売り上げで生活するという人も世の中にはたくさんいます。
私は北海道で活動していますが、富裕層の中国人が道内の物件を購入して賃貸業で生活しているなんて、もはや北海道では普通の光景です。
また、宅建の資格を活かせる資格とのことですが、それはこよみさんの今後の在り方次第だと思います。
私の父も宅建の試験に合格して、いざ不動産業界で働くんだと仕事を探した時期がありましたが、高齢ということもありどこにも採用されませんでした。
働くとなると、年齢、実務経験、性格、人間性、知識、資格の有無、応募者との比較等で評価されるので、まずはご自身が本当に不動産業界で働きたいのか、そもそも宅建の資格以外の資格が必要なのかという指針を決めてから勉強されるといいと思いますよ。
私は資格マニアなので国家資格だけなら10以上は超えてますけど、でもほとんど使うことはないです。ただ、勉強を続けていると行政書士の仕事に活きる瞬間もあり、私はまだ30代前半ですが最近貿易会社の代表取締役に就任しました。
それも、食品関係の国家資格を持っていて、周りからあの人がいいのではないかと推薦されて会社の社長になりました。
なので、努力を続けているといいことが起きる瞬間もあるので、そういう意味では資格の勉強は無駄ではないのかもしれないです。
2024.11.09 23:00
こよみさん
(No.3)
現実的なことについて、詳細を教えていただきありがとうございます。
「宅建があれば―ー」みたいな謳い文句だけではない側面が少なからずあること、理解することができました。
自身の現状としては、現職で引き続き雇用が決定すればそれでよし…といったところです。
今現在の職種とは別に、会社として不動産部門があることもあり、また主人の転勤に伴い県を跨ぐ引っ越しも視野に入れ、「全国どこでも共通」な宅建をひとまず選んだ次第でした。
実務や就業の実情について、大変参考になりました。
貴重な情報をご提供いただき、本当にありがとうございます!
2024.11.09 23:27
ただまち(削除)私は人事を所管しており、年間数十件の面接を行って採用や登用を意思決定する立場で仕事をしています。
世の中の人事の方が皆同じ考えかはわかりませんが、1つの参考意見として述べさせていただきます。
まず、資格については結構着目しています。
ただ、あくまでその人の能力を見極める材料として見ているだけみているだけです。
企業がその人を採用するのは、シンプルに言えば「活躍してもらいたいから」なので、本質的には能力があるかないかが大事です。
しかし、職務経歴書や面接では、本当に能力があるのかイマイチわかりません。
実務経験があっても本当にシゴデキか、どんなに面接官をやっても自信を持てません。
そこで、資格があれば、「少なくとも原理原則はわかってるし、その資格を取れるだけの知性はあるよね」という証拠になりますし、「資格ない人よりも若干説得力あるよね」的な感じで、ポジティブに評価します。
なので、資格があっても面接の受け答えとかで能力がないと判断すれば採用しませんし、逆に、資格以上にアトラクティブで説得力のある説明があればそっちを採用することもあります。
例えば、「自分、経理めっちゃ得意です!」と言うだけなのと、「公認会計士持ってます」という人であれば、やはり後者が有利です。
ただ、経理めっちゃ得意な理由が、豊富な実務を具体的に語れていたり、自社が使っている会計ソフトを使いこなせる者であったりすれば、資格よりも有利になることがあります。
また、資格の種類ももちろん重要で、「簿記3級です」程度であれば、多くの場合、相対的に優位に立てないので、それほどプラスにはなりません。
何より重要なのは、資格だけ持っていて、実務経験がない場合は、ほぼ評価ゼロです。
能力があることを立証できない、というか現状としてはないということなので。(必置資格なのに人員が足りない、等の特殊なケースは除く)
ただ、年齢次第なところもあって、若ければポテンシャルで採用することはあります。その際は資格持っていることは非常に有利です。
ある程度の年齢になってから、「資格で一発逆転!」というのは、独立される方は別にして、企業ではかなり難しいのかなと思います。
その一方で、上記の例外として、実務経験があまりなくてもポジティブに評価することが多いのはITやデジタル系の資格です。
昨今のDXの流れで、IT部門でなくユーザ部門でもそれなりにIT出来る人が求められるようになってきました。しかしながら、IT専門人材はとても不足しています。そこで、ユーザ部門の人間をIT出来る人材に育てていかなくてはいけなくなってきています。
IT系については、興味あるかないかでかなりその後の成長が変わってきます。
なので、ニガテと言う人はどう頑張ってもDXについていけない傾向があります。
そこで、ITに関しては「できます!」レベルではなく「興味あります!勉強してます!」レベルでも重宝されます。
ITパスポートレベルでも結構評価されるのではないかと思います(少なくとも私は評価しています)。
簡単に言うと、需要に対して供給が全然足りてないのがデジタル人材なので、狙い目ではあるということです。
なお基本的に、年齢が高い方が資格あっても不利になるのは前述のとおりですが、ITやデジタルは多少事情が違います。
そもそも年齢層が高い人ほどITにアレルギーがあるケースが多いので、この層でIT系資格を持っていることは、むしろかなり目立ちますしポジティブな印象があります。
もしご興味があれば、あるいは、とりあえず評価されそうな勉強したい、ということであれば、IT・デジタル分野を学ばれてみるのもアリではないかと思います。
なお、もちろん、宅建のような必置資格は、不動産業界に限定すれば有利ではあると思います。そういった意味では素晴らしい資格ですね。
★☆さん
人事ご担当とのこと、大変興味深く、役に立つお話をありがとうございます。
資格は能力を見極めるための指標の一つということなのですね。
宅建の勉強を始める前だった半年前の自分と今の自分では、圧倒的に今の方が知識を持って仕事にあたることができていますが、それは私自身の体感でしかないんですよね。顕著な例として、景品表示法に抵触するポイント(不動産系の広告を取り扱うことがある部署におります)に気が付いたり…
そういう判断をできる知識を得たことを周囲に伝えるには、
「勉強して、宅建、合格しました!だから私それ知ってます!」
…が、確かに一番説得力がありますね。。
IT系はアレルギーゼロだし、資格学校への通学は難しい環境ですが通信などでも対応できそうです。
次に目指すものとして、ITパスポートを視野に入れてみようかと思います。
「資格取得は能力の証明である」とおっしゃっていただけたことで、少し自信を持てました。
勉強することだけでも意味がありますよね。頑張ります!
過去の合格者でも現役宅建士でもありませんが一言。
ITパスポートはSEやプログラマなら試験勉強なしで挑戦しても合格する資格です。
私はSEから他業種に転職してITから15年離れてましたが資格勉強なしで試しに各年度の過去問やったら全て合格でした。
経験や知識ない人ならそれなりに勉強しないと合格しないと思いますが、勉強期間1年あるのに合格率50%のITパスポート狙いはちょっともったいないなぁ~と・・・
あとITパスポートは過去問だけで合格できますので宅建に合格できる人なら資格学校のお世話にならなくても全然大丈夫ですよ。
こすけさん
アドバイス、ありがとうございます!
大昔のことになりますが社会人としてのスタートはSEだったので(1年経たずにリストラされましたが…)、思考回路的には適性があるはずだと、勝手に前向きに考えていました。
毎月試験があるようですし、慌てず焦らず、ひとまず市販の参考書等で勉強してみようと思います。
こすけさんのおっしゃる通り、ITパスポートはユーザ側資格で入門レベルです。
また、こよみさんはITのバックグラウンドをお持ちとのことですので、Iパスレベルでは少々ライトすぎるかもしれません。
お時間が許すのであればIPAの高度資格等、上位のものにチャレンジしていただくのが良いかと思います。
★☆さん
アドバイスありがとうございます。
SE経験ありといっても本当に大昔で、従事していた期間も短かったため、、
ひとまず記憶を掘り返すつもりでITパスポートに取り組んでみようと思っています。
時間と地頭のスペックに余裕があったら、上位資格をめざしてみます!
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★☆さん
(No.5)
世の中の人事の方が皆同じ考えかはわかりませんが、1つの参考意見として述べさせていただきます。
まず、資格については結構着目しています。
ただ、あくまでその人の能力を見極める材料として見ているだけみているだけです。
企業がその人を採用するのは、シンプルに言えば「活躍してもらいたいから」なので、本質的には能力があるかないかが大事です。
しかし、職務経歴書や面接では、本当に能力があるのかイマイチわかりません。
実務経験があっても本当にシゴデキか、どんなに面接官をやっても自信を持てません。
そこで、資格があれば、「少なくとも原理原則はわかってるし、その資格を取れるだけの知性はあるよね」という証拠になりますし、「資格ない人よりも若干説得力あるよね」的な感じで、ポジティブに評価します。
なので、資格があっても面接の受け答えとかで能力がないと判断すれば採用しませんし、逆に、資格以上にアトラクティブで説得力のある説明があればそっちを採用することもあります。
例えば、「自分、経理めっちゃ得意です!」と言うだけなのと、「公認会計士持ってます」という人であれば、やはり後者が有利です。
ただ、経理めっちゃ得意な理由が、豊富な実務を具体的に語れていたり、自社が使っている会計ソフトを使いこなせる者であったりすれば、資格よりも有利になることがあります。
また、資格の種類ももちろん重要で、「簿記3級です」程度であれば、多くの場合、相対的に優位に立てないので、それほどプラスにはなりません。
何より重要なのは、資格だけ持っていて、実務経験がない場合は、ほぼ評価ゼロです。
能力があることを立証できない、というか現状としてはないということなので。(必置資格なのに人員が足りない、等の特殊なケースは除く)
ただ、年齢次第なところもあって、若ければポテンシャルで採用することはあります。その際は資格持っていることは非常に有利です。
ある程度の年齢になってから、「資格で一発逆転!」というのは、独立される方は別にして、企業ではかなり難しいのかなと思います。
その一方で、上記の例外として、実務経験があまりなくてもポジティブに評価することが多いのはITやデジタル系の資格です。
昨今のDXの流れで、IT部門でなくユーザ部門でもそれなりにIT出来る人が求められるようになってきました。しかしながら、IT専門人材はとても不足しています。そこで、ユーザ部門の人間をIT出来る人材に育てていかなくてはいけなくなってきています。
IT系については、興味あるかないかでかなりその後の成長が変わってきます。
なので、ニガテと言う人はどう頑張ってもDXについていけない傾向があります。
そこで、ITに関しては「できます!」レベルではなく「興味あります!勉強してます!」レベルでも重宝されます。
ITパスポートレベルでも結構評価されるのではないかと思います(少なくとも私は評価しています)。
簡単に言うと、需要に対して供給が全然足りてないのがデジタル人材なので、狙い目ではあるということです。
なお基本的に、年齢が高い方が資格あっても不利になるのは前述のとおりですが、ITやデジタルは多少事情が違います。
そもそも年齢層が高い人ほどITにアレルギーがあるケースが多いので、この層でIT系資格を持っていることは、むしろかなり目立ちますしポジティブな印象があります。
もしご興味があれば、あるいは、とりあえず評価されそうな勉強したい、ということであれば、IT・デジタル分野を学ばれてみるのもアリではないかと思います。
なお、もちろん、宅建のような必置資格は、不動産業界に限定すれば有利ではあると思います。そういった意味では素晴らしい資格ですね。
2024.11.10 00:54
こよみさん
(No.6)
人事ご担当とのこと、大変興味深く、役に立つお話をありがとうございます。
資格は能力を見極めるための指標の一つということなのですね。
宅建の勉強を始める前だった半年前の自分と今の自分では、圧倒的に今の方が知識を持って仕事にあたることができていますが、それは私自身の体感でしかないんですよね。顕著な例として、景品表示法に抵触するポイント(不動産系の広告を取り扱うことがある部署におります)に気が付いたり…
そういう判断をできる知識を得たことを周囲に伝えるには、
「勉強して、宅建、合格しました!だから私それ知ってます!」
…が、確かに一番説得力がありますね。。
IT系はアレルギーゼロだし、資格学校への通学は難しい環境ですが通信などでも対応できそうです。
次に目指すものとして、ITパスポートを視野に入れてみようかと思います。
「資格取得は能力の証明である」とおっしゃっていただけたことで、少し自信を持てました。
勉強することだけでも意味がありますよね。頑張ります!
2024.11.10 07:47
こすけさん
(No.7)
ITパスポートはSEやプログラマなら試験勉強なしで挑戦しても合格する資格です。
私はSEから他業種に転職してITから15年離れてましたが資格勉強なしで試しに各年度の過去問やったら全て合格でした。
経験や知識ない人ならそれなりに勉強しないと合格しないと思いますが、勉強期間1年あるのに合格率50%のITパスポート狙いはちょっともったいないなぁ~と・・・
あとITパスポートは過去問だけで合格できますので宅建に合格できる人なら資格学校のお世話にならなくても全然大丈夫ですよ。
2024.11.10 17:48
こよみさん
(No.8)
アドバイス、ありがとうございます!
大昔のことになりますが社会人としてのスタートはSEだったので(1年経たずにリストラされましたが…)、思考回路的には適性があるはずだと、勝手に前向きに考えていました。
毎月試験があるようですし、慌てず焦らず、ひとまず市販の参考書等で勉強してみようと思います。
2024.11.10 21:31
★☆さん
(No.9)
また、こよみさんはITのバックグラウンドをお持ちとのことですので、Iパスレベルでは少々ライトすぎるかもしれません。
お時間が許すのであればIPAの高度資格等、上位のものにチャレンジしていただくのが良いかと思います。
2024.11.10 22:57
こよみさん
(No.10)
アドバイスありがとうございます。
SE経験ありといっても本当に大昔で、従事していた期間も短かったため、、
ひとまず記憶を掘り返すつもりでITパスポートに取り組んでみようと思っています。
時間と地頭のスペックに余裕があったら、上位資格をめざしてみます!
2024.11.11 07:50
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