平成16年試験問13肢1  債務という言葉の意味について

名無しさん
(No.1)
平成16年試験問13肢1について

初歩的な質問で申し訳ありませんが、債務という言葉がはっきりと理解してない気がするので今一度教えていただけると助かります(o_ _)o

肢1では

  CはAに対して「も」月10万円の範囲で賃料支払債務を直接に負担する。

とのことですが、

CはBに対する賃料、Aに対する転貸料を二重に支払わないといけないということでしょうか・・?

それとも債務にも抵当権と同様、優先度があるのでしょうか・・?
2024.08.26 15:08
でしゃばりさん
(No.2)
債務とは他人のために何かの行為をする義務のことです。
債権はその逆です。
(この問題なら家を借りたら賃借人は賃料を払う義務(債務)、賃貸人は家を使わす義務(債務)
そして賃借人は家を使う権利(債権)、賃貸人は賃料を支払ってもらう権利(債権))

肢1は民法613条1項の内容を理解していますか?という問ですね

賃貸人A、賃借人B、転借人Cがいたとして、CはBから借りてるので(転賃)Bに賃料を払いますが
BもAから建物を借りてるのでAに賃料を払ってます。
こういう場合に民法613条1項CはBにもAにも2重で支払わなければならないと言ってるのではなく
【転借人は、賃貸人と賃借人との間の賃貸借に基づく賃借人の債務の範囲を限度として、賃貸人に対して転貸借に基づく債務を直接履行する義務を負う。】と決めています。

Cにとっての賃貸人はBなのでCA間に直接的な契約関係はないですが
もしBがAに対して賃料支払いが遅れたりした場合にも、AはAB間、BC間どちらか安い方の賃料をCにも請求できます。
そうした時にCは契約関係のないAに対しても直接賃料を支払う義務があります。
【も】というのは2重ではなく、普段は契約関係にあるBに賃料を支払うけどAB間に何かあったときはAに対して【も】履行の義務があるよ、という風に解釈しております。


回りくどくわかりにくい文章ですみません。
なにか解釈のヒントになれば幸いです。
2024.08.26 16:46
名無しさん
(No.3)
でしゃばりさん、

回答有り難うございます、改めて読むことで更に理解が深まりました!
2024.08.26 23:52

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