平成13年試験 問5は、現在も正しいですか?
さとうさん
(No.1)
Aが甲地につき全く無権利の登記名義人であった場合、真の所有者Dが所有権登記をBから遅滞なく回復する前に、Aが無権利であることにつき善意のCがBから所有権移転登記を受けたとき、Cは甲地の所有権をDに対抗できる。
正解 ×
[誤り]。Aが無権利者である場合には、Bへの実体上の権利変動がないので移転登記は無効となります。登記には公信力がないので、無権利者Bから甲地を買ったCもやはり無権利者となり、BからCへの移転登記も無効です。正当の権原によらずに権利を主張する者は民法177条の第三者に該当しないので、真の所有者DはCの善意・悪意を問わず登記なくして所有権を対抗できます。よって、CはDに対して所有権を対抗することはできません。
2021.08.08 16:50
ナダル斎藤さん
(No.2)
2021.08.09 20:57
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