宅建試験過去問題 令和7年試験 問49
問49
土地に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
- 川沿いの低地に堆積している川が運んだ土砂は、重い構造物を支持できる。
- 砂州や砂丘には、粒径のそろった砂が堆積しており、地下水位が浅い箇所では、液状化しやすくなる。
- 丘陵地は、山地ほど斜面の勾配がきつくなく、山地に比べ斜面崩壊は生じ難いといえる。
- 台地は低地より古い時代に形成された地盤であり、一般に構造物を支持できる強度を有している。
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正解 1
問題難易度
肢176.6%
肢26.1%
肢311.2%
肢46.1%
肢26.1%
肢311.2%
肢46.1%
分野
科目:6 - 土地と建物及びその需給細目:4 - 土地の形質・地積・地目及び種別
解説
- [不適切]。川沿い低地は川が運んできた土で新しく形成された土地です。細粒分や有機分を含む軟弱地盤になりやすく、地耐力が不足しています。圧密沈下や側方流動のリスクが高いため、重い構造物の直接基礎には適していません。
- 適切。砂州や砂丘の砂は、粒の大きさが揃っていてサラサラしています。粒度が均一だと「噛み合う力」が弱く、揺れで移動しやすい状態となります。地下水位が浅い場合、地震の揺れで粒の間に水が広がることで液状化が発生します。
- 適切。丘陵地は、平野と山地の中間にある、なだらかな起伏が連続する地形を指します。斜面は急なほど滑り落ちる力が強くなりますが、丘陵は山ほど急ではないので、一般的には山地に比べ斜面崩壊しにくいと言えます。
- 適切。台地は昔につくられた高位の平らな地形で、砂やれきが締まって堅固になっていることが多く、建物を支えやすい傾向があります。このため、低地の新しい土より建物を支えやすい傾向があります。
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