建物の形質・構造及び種別(全26問中14問目)

No.14

建物の構造に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
平成24年試験 問50
  1. 鉄筋コンクリート構造の中性化は、構造体の耐久性や寿命に影響しない。
  2. 木造建物の寿命は、木材の乾燥状態や防虫対策などの影響を受ける。
  3. 鉄筋コンクリート構造のかぶり厚さとは、鉄筋の表面からこれを覆うコンクリート表面までの最短寸法をいう。
  4. 鉄骨構造は、不燃構造であるが、加熱に遭うと耐力が減少するので、耐火構造にするためには、耐火材料で被覆する必要がある。

正解 1

問題難易度
肢176.8%
肢26.3%
肢39.4%
肢47.5%

解説

  1. [不適切]。鉄筋コンクリート構造が中性化した場合、アルカリ性を失うため、構造体の耐久性や寿命に大きく影響することとなります。
  2. 適切。木材の乾燥状態や防虫対策は、木造建物の寿命に大きく影響します。
  3. 適切。鉄筋コンクリート構造のかぶり厚さとは、鉄筋の表面からこれを覆うコンクリート表面までの最短寸法を言います。かぶり厚さが大きい場合、コンクリートの中性化を防ぐことができます。
  4. 適切。鉄骨構造は、不燃構造ですが、火熱に遭うと耐力が減少するので、耐火構造にするためには、耐火材料で被覆する必要があります。
したがって不適当な記述は[1]です。