区分所有法(全25問中11問目)

No.11

建物の区分所有等に関する法律に関する次の記述のうち、正しいものはどれか。
平成28年試験 問13
  1. 管理者は、集会において、毎年2回一定の時期に、その事務に関する報告をしなければならない。
  2. 管理者は、規約に特別の定めがあるときは、共用部分を所有することができる。
  3. 管理者は、自然人であるか法人であるかを問わないが、区分所有者でなければならない。
  4. 各共有者の共用部分の持分は、規約で別段の定めをしない限り、共有者数で等分することとされている。

正解 2

問題難易度
肢15.5%
肢271.4%
肢38.3%
肢414.8%

解説

  1. 誤り。管理者は、毎年1回一定の時期に、その事務に関する報告をしなければいけません(区分所有法43条)。
    管理者は、集会において、毎年一回一定の時期に、その事務に関する報告をしなければならない。
    管理者は、集会において、毎年1回一定の時期に、その事務に関する報告をしなければならない。R6-13-3
    管理者は、集会において、毎年一回一定の時期に、その事務に関する報告をしなければならない。H25-13-3
  2. [正しい]。管理者は、規約に特別の定めがあるときは、共用部分を所有することができます(区分所有法27条)。
    管理者は、規約に特別の定めがあるときは、共用部分を所有することができる。
    管理者は、規約に特別の定めがあるときは、共用部分を所有することができる。R2⑫-13-2
  3. 誤り。管理者は自然人・法人を問いません。また、区分所有者である必要はありません。
  4. 誤り。各共有者の共用部分の持分は、共有者数で等分するわけではありません。各区分所有者が有する専有部分の床面積の割合により決まります(区分所有法14条1項)。
    各共有者の持分は、その有する専有部分の床面積の割合による。
    各共有者の共用部分の持分は、規約に別段の定めがない限り、共有者数で等分することとされている。R6-13-1
したがって正しい記述は[2]です。