宅建試験過去問題 平成26年試験 問24

問24

不動産取得税に関する次の記述のうち、正しいものはどれか。
  1. 不動産取得税は、不動産の取得に対して、当該不動産の所在する市町村において課する税であり、その徴収は普通徴収の方法によらなければならない。
  2. 共有物の分割による不動産の取得については、当該不動産の取得者の分割前の当該共有物に係る持分の割合を超えなければ不動産取得税が課されない。
  3. 不動産取得税は、独立行政法人及び地方独立行政法人に対しては、課することができない。
  4. 相続による不動産の取得については、不動産取得税が課される。

正解 2

問題難易度
肢112.8%
肢272.5%
肢37.2%
肢47.5%

解説

  1. 誤り。不動産取得税は、不動産の取得に対し、当該不動産の所在する都道府県が課す税です。市町村ではありません。
  2. [正しい]。共有物の分割による不動産の取得については、当該不動産の取得者の分割前の当該共有物に係る持分の割合を超えなければ不動産取得税が課されません。
  3. 誤り。国や地方公共団体および非課税独立行政法人が取得した場合には不動産取得税は課されませんが、非課税独立行政法人ではない独立行政法人には課税されます。
  4. 誤り。相続や法人の合併による取得の場合には不動産取得税は課されません。
したがって正しい記述は[2]です。