不動産の需給・統計(全26問中18問目)

No.18

宅地建物の統計等に関する次の記述のうち、正しいものはどれか。
平成20年試験 問48
  1. 平成20年地価公示(平成20年3月公表)によれば、地方圏全体の平成19年の1年間の地価変動率は、商業地がマイナス1.4%で4年連続して下落幅が縮小したのに対し、住宅地はマイナス1.8%となり、前年に比べて下落幅が拡大した。
  2. 建築着工統計(国土交通省)によれば、平成19年度の新設住宅着工戸数は約104万戸で、対前年度比では約2.9%増となった。
  3. 平成20年版土地白書(平成20年6月公表)によれば、平成19年の売買による土地所有権移転登記の件数は全国で141万件となり、2年連続の上昇となった。
  4. 平成18年度法人企業統計年報(財務省)によれば、平成18年度における不動産業の経常利益は約3兆5,000億円であり、3年連続して増益となった。

正解 4

問題難易度
肢120.0%
肢226.7%
肢310.0%
肢443.3%

解説

  1. 誤り。平成20年地価公示によれば、地方圏全体の平成19年の1年間の地価変動率は、商業地がマイナス1.4%で4年連続して下落幅が縮小しました。また、住宅地はマイナス1.8%となり、4年連続の下落幅縮小となります。
  2. 誤り。建築着工統計によれば、平成19年度の新設住宅着工戸数は約104万戸で、対前年度比では19.4%と5年ぶりの減少となりました。
  3. 誤り。平成20年版土地白書によれば、平成19年の売買による土地所有権移転登記の件数は全国で155万件となりました。また、本肢には2年連続の上昇とありますが、2年連続の上昇ではありません。
  4. [正しい]。平成18年度法人企業統計年報によれば、平成18年度における不動産業の経常利益は約3兆5,000億円であり、3年連続して増益となっています。
したがって正しい記述は[4]です。