不動産の需給・統計(全27問中17問目)

No.17

宅地建物の統計等に関する次の記述のうち、正しいものはどれか。
平成22年試験 問48
  1. 平成20年度法人企業統計年報(財務省、平成21年9月公表)によれば、平成20年度における不動産業の経常利益は約2兆9,200億円となっており、2年連続の増加となった。
  2. 住宅着工統計(国土交通省、平成22年1月公表)によれば、平成21年の分譲住宅の新設住宅着工戸数は、前年比43.7%減で、そのうち、マンション、一戸建住宅とも前年に比べて減少した。
  3. 平成22年版土地白書(平成22年6月公表)によれば、平成21年中の全国の土地取引件数は、売買による所有権の移転登記の件数で見ると、117.9万件となっており、前年に比べ増加した。
  4. 平成22年地価公示(平成22年3月公表)によれば、平成21年の1年間の地価の下落率は、三大都市圏の方が地方圏よりも小さく、かつ、全圏域において商業地の方が住宅地よりも小さい。

正解 2

問題難易度
肢120.0%
肢235.6%
肢324.4%
肢420.0%

解説

  1. 誤り。平成20年度法人企業統計年報によれば、平成20年度における不動産業の経常利益は約2兆9,200億円となっており、2年連続の減少となりました。
  2. [正しい]。住宅着工統計によれば、平成21年の分譲住宅の新設住宅着工戸数は、前年比43.7%減で、そのうち、マンション、一戸建住宅とも前年に比べて減少しました。
  3. 誤り。平成22年版土地白書によれば、平成21年中の全国の土地取引件数は、売買による所有権の移転登記の件数で見ると、117.9万件となっており、これは前年に比べ8.6%の減少です。
  4. 誤り。平成22年地価公示によれば、平成21年の1年間の地価の下落率は、三大都市圏の方が地方圏よりも大きく、かつ、全圏域において商業地の方が住宅地よりも大きくなりました。
したがって正しい記述は[2]です。