建物の形質・構造及び種別(全27問中16問目)

No.16

建築物の構造に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
平成23年試験 問50
  1. ラーメン構造は、柱とはりを組み合わせた直方体で構成する骨組である。
  2. トラス式構造は、細長い部材を三角形に組み合わせた構成の構造である。
  3. アーチ式構造は、スポーツ施設のような大空間を構成するには適していない構造である。
  4. 壁式構造は、柱とはりではなく、壁板により構成する構造である。

正解 3

問題難易度
肢13.7%
肢26.2%
肢383.9%
肢46.2%

解説

  1. 適切。ラーメン構造は、柱とはりを組み合わせた直方体で構成する骨組です。ラーメン構造により、外力に強くなります。
  2. 適切。トラス式構造は、細長い部材を三角形に組み合わせた構成の構造です。主に鉄骨造などで使われています。
  3. [不適切]。アーチ式構造は、スポーツ施設のような大空間の構成に適しています。ただし、水平力には比較的弱い傾向にあります。
  4. 適切。壁式構造は、柱とはりではなく、壁板により建物を支える構造です。ツーバイフォー工法なども壁式構造です。
したがって不適当な記述は[3]です。