宅建試験過去問題 令和3年10月試験 問50

問50

建物の構造に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
  1. 鉄骨構造は、主要構造の構造形式にトラス、ラーメン、アーチ等が用いられ、高層建築の骨組に適している。
  2. 鉄骨構造の床は既製気泡コンクリート板、プレキャストコンクリート板等でつくられる。
  3. 鉄骨構造は、耐火被覆や鋼材の加工性の問題があり、現在は住宅、店舗等の建物には用いられていない。
  4. 鉄骨構造は、工場、体育館、倉庫等の単層で大空間の建物に利用されている。

正解 3

問題難易度
肢15.8%
肢24.1%
肢385.7%
肢44.4%

解説

  1. 適切。鉄骨構造(S造)は、鉄筋コンクリート造(RC造)よりも軽く、建築コストも安く済むため、高層建築の骨組に適しています。構造としては、小さな三角形を多数組み合わせたトラス構造、柱と梁を一体化して筋交いを不要にしたラーメン構造、建材を円弧を描くようにつなぐアーチ構造などがあります。
  2. 適切。鉄骨構造の床には、コンクリートの中に小さな気泡を混ぜてパネルにした既製気泡コンクリート板(ALC板)や、あらかじめ工場で製造し現場で組み立てるプレキャストコンクリート板(PCa板)が用いられています。
  3. [不適切]。鉄骨構造は、柱や梁などの骨組みに鉄骨を使用する構造です。耐火被膜、防錆処理は必要ですが、加工性は高いです。比較的大きい建物によく用いられる構造と言えますが、住宅や店舗などの小規模な建物にも普通に用いられています。
  4. 適切。鉄骨構造は、対比重強度が高く柱間隔を広くすることができるので、大空間を必要とする工場、体育館、倉庫などの建物に多く採用されています。
したがって不適当な記述は[3]です。