宅建試験過去問題 平成21年試験 問50

問50

建物の構造に関する次の記述のうち、不適当なものはどれか。
  1. 鉄骨構造の特徴は、自重が重く、耐火被覆しなくても耐火構造にすることができる。
  2. 鉄筋コンクリート構造は、耐火、耐久性が大きく骨組形態を自由にできる。
  3. 鉄骨鉄筋コンクリート構造は、鉄筋コンクリート構造よりさらに優れた強度、じん性があり高層建築物に用いられる。
  4. 集成木材構造は、集成木材で骨組を構成した構造で体育館等に用いられる。

正解 1

問題難易度
肢176.5%
肢27.7%
肢35.9%
肢49.9%

解説

  1. [不適切]。鉄骨造の特徴としては、自重が軽く靭性が大きいことが挙げられます。よって、「自重が重く」とする点で誤りです。また、火熱により耐力が著しく低下するため、耐火被覆は必要です。
  2. 適切。鉄筋コンクリート構造は、耐火、耐久性が大きく骨組形態を自由にすることができます。
  3. 適切。鉄骨鉄筋コンクリート構造は、鉄筋コンクリート構造よりさらに優れた強度、靭性があり高層建築物に用いられています。
  4. 適切。集成木材は、単板を、組み合わせ、接着剤で積層させたものです。一般的に、体育館等多くに用いられます。
したがって不適当な記述は[1]です。