土地の形質・地積・地目及び種別(全26問中24問目)

No.24

土地に関する次の記述のうち、誤っているものはどれか。
平成14年試験 問49
  1. 旧河道でそれを埋める堆積物の上部が厚い粘土質からなるときは、軟弱地盤である可能性が高い。
  2. 宅地予定地周辺の擁壁や側溝、道路等にひび割れが見られる場合、地すべりが活動している可能性が高い。
  3. 河川近傍の低平地で盛土を施した古い家屋が周辺に多いのは、洪水常習地帯である可能性が高い。
  4. 丘陵地帯で地下水位が深く、固結した砂質土で形成された地盤の場合、地震時は液状化する可能性が高い。

正解 4

問題難易度
肢110.6%
肢27.6%
肢35.9%
肢475.9%

解説

  1. 正しい。旧河道でそれを埋める堆積物の上部が厚い粘土質からなるときは、軟弱地盤である可能性が高くなります。堆積物の上部が厚い粘土質であることから、水を含んでいる緩い地盤であるといえます。
  2. 正しい。宅地予定地周辺の擁壁や側溝、道路等にひび割れが見られる場合、地すべりが活動している可能性が高くなっています。
  3. 正しい。河川近傍の低平地で盛土を施した古い家屋が周辺に多いのは、洪水常習地帯である可能性が高くなります。盛土により家屋の標高を高くすることによって、水害を防ぐ工夫がなされています。
  4. [誤り]。丘陵地帯で地下水位が深く、固結した砂質土で形成された地盤の場合、地震時は液状化する可能性が低くなります。丘陵地帯で地下水位が深い場合は、浅い場合に比べて地表に水が出てきにくいためです。
したがって誤っている記述は[4]です。