不動産の需給・統計(全26問中23問目)

No.23

宅地建物の統計等に関する次の記述のうち、正しいものはどれか。
平成15年試験 問48
  1. 平成15年地価公示(平成15年3月公表)によれば、平成14年における全国の地価の概況は、住宅地で下落したものの、商業地では上昇に転じた。
  2. 平成14年版土地白書(平成14年6月公表)によれば、全国の土地取引面積は平成3年以降毎年緩やかに減少し続けている。
  3. 平成13年度法人企業統計年報によれば、平成13年度における不動産業の経常利益は、約1兆9,000億円であり、3年ぶりに増益になった。
  4. 平成14年建築着工統計(平成15年1月公表)によれば、平成14年の新設住宅着工戸数は約115万戸であったが、2年連続前年を下回った。

正解 4

問題難易度
肢110.0%
肢215.0%
肢330.0%
肢445.0%

解説

  1. 誤り。平成14年1月以降の1年間の全国の地価は、「住宅地」が前年比▲5.8%、「商業地」が同▲8.0%となり、全ての地域で下落とあり、商業地でも下落となっております。
  2. 誤り。全国の土地取引面積は平成3年以降毎年緩やかに減少し続けているわけではなく、前年比で増加している年もあります。
  3. 誤り。不動産業の経常利益は、平成11年度から13年度まで、3年連続して前年比増益となっています。
  4. [正しい]。平成14年の新設住宅着工戸数は約115万戸で、2年連続前年を下回っています。
したがって正しい記述は[4]です。