建物の形質・構造及び種別(全27問中3問目)
No.3
建築物の構造に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。令和4年試験 問50
- 木構造は、主要構造を木質系材料で構成するものであり、在来軸組構法での主要構造は、一般に軸組、小屋組、床組からなる。
- 在来軸組構法の軸組は、通常、水平材である土台、桁、胴差と、垂直材の柱及び耐力壁からなる。
- 小屋組は、屋根の骨組であり、小屋梁、小屋束、母屋、垂木等の部材を組み合わせた和小屋と、陸梁、束、方杖等の部材で形成するトラス構造の洋小屋がある。
- 軸組に仕上げを施した壁には、真壁と大壁があり、真壁のみで構成する洋風構造と、大壁のみで構成する和風構造があるが、これらを併用する場合はない。
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正解 4
問題難易度
肢12.3%
肢24.5%
肢36.3%
肢486.9%
肢24.5%
肢36.3%
肢486.9%
分野
科目:6 - 土地と建物及びその需給細目:5 - 建物の形質・構造及び種別
解説
- 適切。在来軸組構法は、柱や梁などを組み合わせた軸組で建物を支えるものです。軸組は床と屋根の間の骨組み、小屋組は屋根部分の骨組み、床組は床部分の骨組みを指します。
- 適切。在来軸組構法の軸組は、水平材として、基礎の上で1階床を支える土台、1階と2階の間で2階床を支える胴差、柱を上部で連結する桁があり、垂直材として柱と耐力壁があります。
- 適切。小屋組は屋根部分の骨組みであり、垂直材と水平材の組合せで支える和小屋と、三角形の軸組(トラス構造)で支える洋小屋があります。
- [不適切]。真壁は柱が見えるように壁を仕上げる方法、大壁は柱が見えないように壁を仕上げる方法です。本肢の記述とは逆で、真壁だけで仕上げるのが和風構造、大壁だけで仕上げるのが洋風構造です。また両者は併用されることもあります。
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