土地の形質・地積・地目及び種別(全27問中3問目)

No.3

土地に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
令和4年試験 問49
  1. 台地の上の浅い谷は、豪雨時には一時的に浸水することがあり、注意を要する。
  2. 低地は、一般に洪水や地震などに対して強く、防災的見地から住宅地として好ましい。
  3. 埋立地は、平均海面に対し4~5mの比高があり護岸が強固であれば、住宅地としても利用が可能である。
  4. 国土交通省が運営するハザードマップポータルサイトでは、洪水、土砂災害、高潮、津波のリスク情報などを地図や写真に重ねて表示できる。

正解 2

問題難易度
肢13.7%
肢282.3%
肢39.8%
肢44.2%

解説

  1. 適切。台地の上の浅い谷は、集中豪雨時などに一時的に洪水流の流路となったり、下流側に盛土などがあるとそれに遮られて浸水したりすることがあるので注意を要します。
  2. [不適切]。低地とは周辺に比べて低い土地や海抜の低い土地のことです。低地は軟弱な土が堆積していることが多く、洪水による被害や地震による陥没・液状化などの災害危険度が高いので、住宅としてはいい立地とは言えません。
  3. 適切。埋立地は一般に周囲や海面に対して数mの比高を持っています。基本的には液状化のリスクが高い土地ですが、地盤改良や護岸構築など適切な措置が講じられていれば、住宅地としての利用も可能です。
  4. 適切。ハザードマップポータルサイトは、洪水・土砂災害・高潮・津波・道路防災情報・地形分類の情報を地図上で確認できるものです。
したがって不適当な記述は[2]です。