建物の形質・構造及び種別(全27問中26問目)

No.26

建築材料に関する次の記述のうち、誤っているものはどれか。
平成13年試験 問50
  1. 常温常圧において、鉄筋と普通コンクリートを比較すると、温度上昇に伴う体積の膨張の程度(熱膨張率)は、ほぼ等しい。
  2. コンクリートの引張強度は、一般に圧縮強度の1/10程度である。
  3. 木材に一定の力をかけたときの圧縮に対する強度は、繊維方向に比べて繊維に直角方向のほうが大きい。
  4. 木材の辺材は、心材より腐朽しやすい。

正解 3

問題難易度
肢114.4%
肢217.1%
肢357.4%
肢411.1%

解説

  1. 正しい。常温常圧において、鉄筋と普通コンクリートを比較すると、熱膨張率は、ほぼ等しいです。
  2. 正しい。コンクリートは圧縮する力には強いですが引っ張る力には脆弱です。引張強度は、一般に圧縮強度の1/10程度となっています。
  3. [誤り]。木材に一定の力をかけたときの圧縮に対する強度は、繊維に直角方向に比べ繊維方向のほうが大きくなります。
  4. 正しい。木材の辺材は、心材より腐朽しやすいものとなっています。
したがって誤っている記述は[3]です。