不動産の需給・統計(全27問中20問目)

No.20

宅地建物の統計等に関する次の記述のうち、正しいものはどれか。
平成19年試験 問48
  1. 平成19年地価公示(平成19年3月公表)によれば、平成18年の1年間の地価変動率は、全国平均で住宅地がマイナス1.5%、商業地がプラス2.3%となり、住宅地は引き続き下落しているが、商業地は平成3年以来16年ぶりにわずかな上昇となった。
  2. 建築着工統計(国土交通省)によれば、平成17年度の新設住宅着工戸数は約115万戸で、対前年度比では約1.7%減となり、2年連続の減少となった。
  3. 平成18年版土地白書(平成18年6月公表)によれば、平成17年の売買による土地所有権移転登記の件数は全国で約158万件となっており、2年連続の増加となった。
  4. 平成17年度法人企業統計年報(財務省)によれば、平成17年度における不動産業の売上高は約34兆5,000億円で、全産業の売上高の約2.3%を占めている。

正解 4

問題難易度
肢123.1%
肢211.5%
肢319.2%
肢446.2%

解説

  1. 誤り。平成19年地価公示によれば、平成18年の地価は、全国平均で見ると、住宅地・商業地ともに16年ぶりに上昇となっています。
  2. 誤り。建設着工統計によれば、平成17年度の新設住宅着工戸数は1,249,366戸で、前年比では4.7%増であり、これは3年連続の増加です。
  3. 誤り。平成18年版土地白書によれば、平成17年の売買による土地所有権移転登記の件数は全国で約158万件となっており、これは前年と比べ減少しています。
  4. [正しい]。平成17年度における不動産業の売上高は約34兆5,000億円で、全産業の約2.3%を占めています。
したがって正しい記述は[4]です。