担保物権(全31問中2問目)
No.2
債務者Aが所有する甲土地には、債権者Bが一番抵当権(債権額1,000万円)、債権者Cが二番抵当権(債権額1,200万円)、債権者Dが三番抵当権(債権額2,000万円)をそれぞれ有しているが、BがDの利益のため、Aの承諾を得て抵当権の順位を放棄した。甲土地の競売に基づく売却代金が2,400万円であった場合、Bの受ける配当額として、民法の規定によれば、正しいものはどれか。令和5年試験 問10
- 0円
- 200万円
- 400万円
- 800万円
広告
正解 3
問題難易度
肢128.8%
肢214.5%
肢349.9%
肢46.8%
肢214.5%
肢349.9%
肢46.8%
分野
科目:1 - 権利関係細目:6 - 担保物権
解説
抵当権の譲渡、抵当権の放棄の違いを整理しておきます。どちらも二者間でのみ調整が行われ、その他の債権者には影響がないことがポイントです。- 譲渡
- 譲渡した人と譲渡の相手が受ける配当の合計から、譲渡の相手が優先して配当を受け、残りを譲渡した人が受け取る
- 放棄
- 譲渡した人と譲渡の相手が受ける配当の合計を、両者の債権額で按分して配当を受け取る ⇒ シェアするイメージ
抵当権者の中では順位が上のほうが優先して弁済を受けられるので、本問のケースで譲渡も放棄もなければ、2,400万円の売却代金は以下のように配当されます。
- B … 1,000万円
- C … 1,200万円
- D … 200万円
- B … 1,200万円×1/3=400万円
- C … 1,200万円(変わらず)
- D … 1,200万円×2/3=800万円
【参考】
なお、BからDに抵当権の順位が譲渡された場合は、B・Dの配当の合計1,200万円の中から、Dが優先して配当を受けることになります。Dの債権額は2,000万円ですから、Dの配当額は1,200万円、Bの配当額はなし(0円)ということになります。
- B … 0円
- C … 1,200万円
- D … 1,200万円
広告
広告