家族法(全31問中14問目)
No.14
1億2,000万円の財産を有するAが死亡した。Aには、配偶者はなく、子B、C、Dがおり、Bには子Eが、Cには子Fがいる。Bは相続を放棄した。また、Cは生前のAを強迫して遺言作成を妨害したため、相続人となることができない。この場合における法定相続分に関する次の記述のうち、民法の規定によれば、正しいものはどれか。平成29年試験 問9
- Dが4,000万円、Eが4,000万円、Fが4,000万円となる。
- Dが1億2,000万円となる。
- Dが6,000万円、Fが6,000万円となる。
- Dが6,000万円、Eが6,000万円となる。
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正解 3
問題難易度
肢16.4%
肢215.5%
肢367.0%
肢411.1%
肢215.5%
肢367.0%
肢411.1%
分野
科目:1 - 権利関係細目:13 - 家族法
解説
- 誤り。代襲相続は死亡・廃除・相続欠格の3つのいずれかに当てはまる場合のみ発生し、相続放棄した場合は代襲相続できません。Bが相続放棄をしているため、Bの子であるEは相続人となることができません。
- 誤り。Fの父であるCは相続欠格のため、代襲相続によりFが相続人となります。よって相続人がDのみである本肢は誤りです。
- [正しい]。Bは相続放棄のため相続人になれません。同じく、Bが相続放棄をしているためEも相続人にはなれません。Cは相続欠格のためなれません。残るDとFでそれぞれ1/2ずつ相続するため本肢が正解です。
- 誤り。Eの父であるBは相続放棄をしているためEは相続人となることができません。
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