建物の形質・構造及び種別(全26問中11問目)

No.11

建物の構造に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
平成27年試験 問50
  1. 木造は湿気に強い構造であり、地盤面からの基礎の立上がりをとる必要はない。
  2. 基礎の種類には、直接基礎、杭基礎等がある。
  3. 杭基礎には、木杭、既製コンクリート杭、鋼杭等がある。
  4. 建物は、上部構造と基礎構造からなり、基礎構造は上部構造を支持する役目を負うものである。

正解 1

問題難易度
肢186.0%
肢24.1%
肢35.1%
肢44.8%

解説

  1. [不適切]。木材は水分を多く含むと腐敗しやすくなり、強度も保てなくなります。そして、地盤面の雨水などの水分は木材にとって影響が大きくなります。したがって、これらの影響から木材をもまるため、地盤面からの基礎の立上がりは十分に取る必要があります。
  2. 適切。本肢のとおり、建物の荷重を直接地盤で支える直接基礎や、地盤に深く打ち込んだ杭で建物の荷重を支える杭基礎などがあります。
  3. 適切。本肢のとおり、杭基礎に用いられる杭はその材料により、木杭、コンクリート杭、鋼杭などに分類できます。
  4. 適切。本肢のとおり、建物は、上部構造と基礎構造から構成されます。基礎構造は、上部構造からの力を地盤に伝え、上部構造を支持する役目を負っています。
したがって不適当な記述は[1]です。